最近、福祉の考え方や在り方が、社会全体に広がってきている印象を受けます。
「バリアフリー」「ユニバーサルデザイン」「ノーマライゼーション」などは、障がいを持っている人たちが生きやすい社会をつくるために注目されてきましたが、今は既に「障がい」という表現ですら、違和感があるかもしれません。
昨今、性別や性的指向によって差別があることにも目を向け、多様性の尊重が求められています。LGBTQやジェンダーレスなど、今までになかった視点から考えることが広がっているように感じます。
このように様々な人たちが生きやすい社会を目指す中で、私たちも理解を深めていく必要があります。
皆さんは、多様性への理解、どうですか?
ある記事で「多様性と日本人について」を読んでいて、
「多様性を受け入れるというのは理屈じゃない。人間の感覚である。」という言葉にハッとさせられました。
日本人は「差別」は良くないという理屈は分かっています。
もちろん多様性も重要である、と頭では分かっている。
しかし…自分の生活環境が変わった時に、受け入れられるかどうか?
それが本質なんだと考えたとき、私たちはもっと学び、多くの経験をしなくてはならないと感じました。
そして、「誰もが自分らしく生きられる社会になるためには?」と福祉の現場で働く皆さんと語りたい、お話したいと思いました。
*多様性(ダイバーシティ/diversity)
*LGBTQ(エルジービーティーキュー/幅広いセクシュアリティ(性のあり方)の総称)
*ジェンダーレス(genderless/男女の境界を無くす・区別しない)