桝谷

MM(現場責任者)

このお仕事のやりがいと、大切にしていることを教えてください。

この仕事における最大のやりがいは、ご利用者様と共に私自身も成長できる点にあります。私は常々、ご利用者様こそが私の「先生」であると考えています。支援とは、私たちが一方的に導くものではありません。お一人おひとりの日々の姿から、「この方には今、何が必要なのか」「どうすればより良い生活を送っていただけるのか」を教わるところから始まります。 障害の特性も人生背景も異なるため、教科書通りの支援が通用することは稀です。「その方だけの支援」を見つけるために試行錯誤し、考え抜いたアプローチを還元する。その結果、ご利用者様が良い方向へ変化されたり、笑顔を見せてくださったりした時、言葉にならない充実感があります。この「教わり、考え、還元し、変化する」というサイクルこそが、私のモチベーションの源泉です。

お仕事をしていて、特に喜びを感じる瞬間はどんな時ですか?

「育児は育自(子供を育てながら、親も自分を育てる)」という言葉がありますが、介護も全く同じだと感じています。資格や知識があるから「支援者」になれるのではありません。目の前のご利用者様と真摯に向き合い、悩みや喜びを分かち合うプロセスを経て、初めて私たちは「本当の支援者」にならせていただいているのです。 今までできなかったことができるようになったり、自信を取り戻されたりする姿を一番近くで見られることは、何よりの喜びです。ご利用者様が成長されることが嬉しく、それによって自分自身も学び、成長できる。「お互いの成長」を実感できるこの関係性こそが、私にとってのかけがえのない財産です。

チームの仲間と働く上で心がけていることはありますか?

ご利用者様を支えるには、スタッフ一人ではなくチーム全体の連携、「ワンチームケア」が不可欠です。そのために私が最も重視しているのが、徹底した「情報共有」です。 ヒヤリとした体験や失敗事例を「他人の出来事」とせず、「自分たちにも起こり得ること」として捉え直し、チームで対策を話し合います。同時に、「こう伝えたら意欲を引き出せた」といったポジティブな成功体験も積極的に共有します。一人の視点では気づけないリスクも、チームで視点を持ち寄れば防ぐことができ、より質の高い支援へと繋がります。情報をオープンにし、全員で知恵を出し合うことが、ご利用者様の安全と安心を守る鍵だと確信しています。

最後に、仕事の原動力について教えてください。

私の原動力は、間違いなく「ご利用者様との日々のやり取り」そのものです。介護の世界は奥が深く、学べば学ぶほど「もっと良い支援ができるはずだ」という探究心が尽きることがありません。 かつて自身の存在意義に悩んだ時期もありましたが、この仕事を通じて「誰かの役に立っている」「必要とされている」という実感を得ることができました。ご利用者様のために懸命になる中で、逆に私が希望をいただき、生かされていると感じます。これからも、ご利用者様に希望をお届けすると同時に、私自身も多くのことを学ばせていただきながら、プロフェッショナルとして一歩ずつ前に進んでいきたいと思っています。

 

赤坂

赤坂(生活支援員)

まずは、このお仕事のやりがいと、大切にしていることを教えてください。

一番のやりがいは、支援を必要としている方に、自分の手で直接「支援」を届けられることですね。 実は、私はこの業界に入る前、旅行会社で会社員をしていました。しかし、コロナ禍になり、世の中から「旅行」というイメージが消え去ってしまった時期がありました。その時、私はどうしようもない無力感に襲われ、「自分は何のために社会で仕事をしているんだろう」と深く悩んでしまったんです。 もともと医療や福祉の分野に興味があったこともあり、思い切ってこの業界に飛び込みました。以前感じた無力感とは対照的に、今は目の前の人の役に立っている、関われているという実感が持てる。それが何よりのやりがいです。 大切にしていることは、シンプルですが「相手の気持ちになること」です。 それは対ご利用者様であっても、同僚であっても変わりません。「今、この方はどう思っているんだろう」「何をしてほしいんだろう」と、常に相手の立場に立って物事を考えるよう心がけています。

お仕事をしていて、特に嬉しかったり喜びを感じたりする瞬間はどんな時ですか?

端的なことで言えば、ご利用者様が自分の名前を覚えていて、名前で呼んでくれた時はやはり嬉しいですね。 もちろん、言葉でのコミュニケーションが難しい方もいらっしゃいますが、そういった方とも「アイコンタクト」で通じ合える瞬間があります。 ふとした瞬間に目が合って、その眼差しから「ああ、自分のことをなんとなく覚えてくれているんだな」「安心してくれているんだな」と感じ取れた瞬間。言葉はなくても、そこに信頼関係が生まれていると感じられる瞬間が、この仕事の醍醐味であり、喜びですね。

チームの仲間と働く上で心がけていることはありますか?

先ほどの「相手の気持ちになる」という話にも繋がりますが、同僚が今、何をしようとしているのかを常に想像するようにしています。 私たちはチームで同じ目的に向かって仕事をしています。自分だけの業務に没頭するのではなく、横にいるスタッフが何か動こうとしている時に、「あ、今はこれをやろうとしているんだな」「次はこれが必要になるな」と察知することが大切です。 そうやって先回りして動くことが、大なり小なり相手へのフォローになりますし、その積み重ねがいわゆる「チーム力」の向上に繋がると信じています。お互いが気にかけ合い、自然とフォローし合える関係性を築くことを意識して働いています。

今後、どのようなスタッフになりたいですか?

まずは、どんなご利用者様からも顔を覚えていただき、相互理解を深めていきたいですね。信頼関係があれば、困難な場面でも一緒に乗り越えていけると思うので、今の姿勢を継続していきたいです。 また、代表からもアドバイスをいただいているのですが、強度行動障害に関する資格取得など、専門的な勉強も進めていきたいと考えています。 ただ、何より大切にしたいのは「仕事を楽しむ」という気持ちです。 「やらなければいけない」という義務感だけで仕事をしても、良い結果は生まれませんし、やっつけ仕事になってしまいます。興味や楽しみを持って仕事に臨む姿勢を持ち続けたいですね。 実は、前の職場で高齢者施設の管理者をしていた頃、無理を重ねて体を壊してしまった経験があるんです。半年ほど休職していた時に、ご縁があって今の会社の代表に声をかけていただき、ここでお世話になることになりました。 現在は、自身の健康にも気を配りつつ、無理のないペースで働かせていただいています。通院などで仲間に迷惑をかけてしまうこともありますが、温かく受け入れてくれる環境に感謝しています。 過去の経験があるからこそ、今は自分の生き方にしっくりくるペースで、良いサイクルで仕事ができていると感じます。これからも健康を第一に、長くこのチームに貢献していきたいです。

 

平本

平本(生活支援員)

このお仕事のやりがいと、大切にしていることを教えてください。

私がこの職場に魅力を感じているのは、問題を先送りにしない「風通しの良さ」です。

以前の職場では人間関係の派閥や、見て見ぬふりをする空気を感じることがありました。しかし、ここでは気になったことがあればその場ですぐに相談し、解決しない課題も月1回の支援会議で全員で話し合います。全員が同じ方向を向いて解決策を考え、それがご利用者様の笑顔につながった時、大きなやりがいを感じます。

大切にしているのは、ご利用者様に対して「いつもと一緒だろう」という先入観を持たないことです。「昨日はこうだったから、明日もこうだろう」という決めつけで動くと、後々大変なことになる場合もあります。常に「いつもと一緒はない」という柔軟な姿勢で、その時々のご利用者様の状態に合わせて接することを心がけています。

ご自身の強みや、経験が活きていると感じるエピソードはありますか?

もともと印刷会社で機械を扱っていたこともあり、手先は器用な方だと思います。現場の備品の修理やちょっとした工夫は得意ですね。 例えば先日、ご利用者様がお昼にエプロンを配る係を担当された際、既製品の台車では高さが合わず使いづらそうにされていました。そこで、ホームセンターで材料を調達し、スタッフの意見も聞きながらその方にちょうどいい高さに調整したんです。 「本当に欲しい物」は既製品ではなかなか見つかりません。代用品を駆使して、その場での「ひらめき」で道具を使いやすくカスタマイズする。そういった裏方的なサポートが好きですし、役に立てていると感じます。

チームの仲間と働く上で心がけていることはありますか?

最も意識しているのは、会社の入り口を入ったら「仕事モード」に気持ちを切り替えることです。 家を出てから会社に着くまでどんな気分であっても、入り口をくぐれば「よし、やるぞ」とスイッチを入れ、明るい声と笑顔で振る舞うよう心がけています。不機嫌な空気は、言葉にしなくても周囲に伝わってしまいますから。 また、老健時代の経験から、安全への配慮も徹底しています。特に車椅子は、乗っている方からは後ろが見えず、少しの段差でも恐怖を感じます。だからこそ、動く時は必ず「下がりますよ」「回りますよ」と一つ一つ声掛けを行います。 日々の業務は時間との戦いでもありますが、スタッフ同士で連携し、安全で円滑な一日を作れるよう努めています。